【投資初心者向け講座Part1】なぜいま投資をするべきなのか?日本人をとりまく投資環境

自己紹介

はじめまして株に脳みそが支配された男、略して株脳と申します。

わたしは公務員をするかたわら趣味と実益をかねて株式投資をしています。

あまりに株式投資が好きすぎて証券外務員2種を取得してしまうほどの投資オタクです。元手数十万円を○数千万にしたといった花々しい実績はありませんが、堅実な手法で将来的には配当金や株主優待で生活には困らないといった状態を目指しています。

NISA口座を開設している人は4人に1人

2024年9月末時点では18歳以上の4人に1人がNISA口座を開設しています。これからも証券口座を持つ人はどんどん増えていき、最終的には銀行口座を持っている人の割合に限りなく近くなっていくのではないかと考えています。

なぜいまこれほどまでに投資が注目されているのでしょうか?

1つのきっかけとなったのは老後2000万円問題です。金融庁が老後は2000万円ないと生活が破綻するかもしれないというデータを出したんですね。つまり、年金だけでは生活を維持していくのは難しいと警告を出したわけです。

この2000万円という数字には議論の余地がありますが、現役世代の人の多くが将来のお金の不安をするようになりました。昨年、政府がNISA制度の拡充を行ったのは「年金制度は破綻はしなくても今の現役世代は年金だけだと厳しいから投資で資産形成をしてね」というメッセージと私は受け取っています。

なぜ貯蓄ではなく投資なのか

貯蓄

では次になぜ資産形成の手段として貯蓄ではなく、投資が推奨されているのかということを説明します。

みなさんは日本の銀行の預金金利は現在どれくらいだと思いますか?

例えば今から三井住友銀行の定期預金に1000万円を10年預けたとしましょう。
https://www.smbc.co.jp/kojin/kinri/yokin.html

1年あたりの利息は0.3%なので3万円です。3万円もらえるというところだけ切り取ってみると魅力的に感じる人もいるかもしれませんが、総務省統計局がだした2024年11月の消費者物価指数(1年でどれくらい物価が上がったかを示す指数)は前年同月比(2023年11月と比べて)2.9%上昇しました。

つまり、銀行にお金を預けてもらえる利息よりも物価の上昇スピードのほうが速いので、銀行にお金を預けているとどんどんお金の価値が減ってしまうわけです。

国債

では、よく日本の財政状況を議論するときに出てくる国債を買うのはどうでしょうか。
国債ならば国が破綻しない限りは元本(投資した金額)が保証されるので、投資商品の中ではリスクも低いです。

この記事を書いている2025年1月13日現在の日本国債10年物は1年あたり、1.193%の利回りが設定されています。

ということは日本国債の利回りも物価の上昇率には勝てないわけです。

預金や日本国債ではインフレ率(物価上昇)のほうが高く資産価値が目減りする

株式投資の魅力

そうすると株式投資はどうなのか気になってきませんか?

いま1番人気の投資先は米国のS&P500という指数に連動する投資信託です。

S&P500(えすあんどぴーごひゃく) というのは簡単に説明すると、米国の優良企業500社の株価を1つのチャート(グラフ)で見ることができるようにしたものです。投資信託というのは100円から購入できる(例えば松井証券)初心者向きの投資商品です。

S&P500の優良企業は定期的に入れ替えられる。

ここがすごいよS&P500① 長期的にみて上がり続けている

なぜS&P500に連動した商品が人気なのでしょうか?

米国株 S&P500の過去10年の年平均リターンは10.2%、下がる年も含めて1年あたり10%も上がるのですから脅威的なリターンといえます。

下の画像はS&P500の1871年からのチャートです。時々、大きく下げている時期もありますが、長期的にみるとずっと右肩上がりです。

一方で日本株はというと、バブルの時につけた高値を約30年かけてようやく2024年に上回りました。いわゆる「失われた30年」というやつです。

ここがすごいよS&P500② 勝手に分散投資ができる

S&P500に連動する商品を買っておけば、米国の優良企業500社が投資対象となるので、分散効果が期待できます。

投資の格言に「卵は一つのかごに盛るな」というものがあります。

例えばある会社1社のみに集中して投資をした場合、もしその会社が倒産してしまうと資産が0になってしまいますが、複数社に資金を分けて投資をしていれば資産が0になることはありません。

投資の世界では「分散」が基本中の基本なのですが、この「分散」が勝手にできてしまうというところが非常に魅力的です。

まとめ

  1. 貯蓄や国債では物価上昇に追いつけない。
  2. 株式投資なら物価上昇以上のリターンが期待できる。
  3. 長期で上昇し続けているS&P500に連動した商品を買えば、投資初心者でも簡単に資産形成ができる。

Part2では、おすすめの証券会社について解説していきます。

乞うご期待!!

あー株式投資のことしか考えられないー(*°▽°*) アヘアヘ