白金(プラチナ)の価格動向とトレード戦略

白金(プラチナ)が長期目線で買いの理由

指輪やネックレスなどの宝飾品需要ももちろんありますが、今白金(プラチナ)が注目されている理由は自動車の排気ガスの浄化や今後来るかもしれない「水素社会」において、水素生成装置やFCV(燃料電池車)で触媒(化学反応を促進させる物質)として有力だからです。

[Vol.1015] 「水素社会」でプラチナが活躍する可能性あり

白金(プラチナ)の価格動向

コロナショックによる下落とその後の金融緩和による上昇のバリを除けば、おおむね2016年頃から900ドル〜1000ドルの間でレンジ相場を形成しています。

プラチナ価格はずっと監視していますが、900ドルを下回ると決まって強い買いが入り、トレンドが転換しています。どうも900ドルを割ると中国勢の強い買いが入るみたいですね。

もうしばらくは中国勢の動きについていくことでトレードを有利に進められそうですが、不動産バブルの崩壊という大きなマイナス材料が消化できていないことを考慮すると現在のレンジ相場から大きく下に行く可能性も否めません。

900ドルを割ったら日足のRSIが30%を下回ることが多いので、売られすぎ買われすぎを示すオシレーターを使ってエントリーポイントを探るのが良いと思います。

白金(プラチナ)の買い方

①CFD(差金決済取引)

短期で売買する場合は、IG証券のミニ・スポットプラチナ($10)を使っています。現在記事を執筆している時点では、1oztあたり約980ドルで取引されており、買いポジション1ロットにつき約7万円(約500ドル)の証拠金が必要です。

同じIG証券で取り扱っているゴールドの必要最低証拠金が0.1ロット(3000円〜4000円)で取引できるのと比べると必要最低証拠金が高くなりますが、現状私が把握している中で最も低い証拠金で取引できます。

ただしドル建てのため、スワップポイントが発生する点に注意してください。

②楽天証券の純金積立(金・プラチナ・銀)

長期で保有する場合は、楽天証券の純金積立がおすすめです。

クレジットカード決済で毎月定額で購入できますし、割安だと思ったタイミングで一括購入も出来ます。